化学物質のリスクマネジメントやリスクコミュニケーションは、社会のサステナビリティの発展的維持にはなくてはならない取り組み事項です。しかしながら、国際的な環境関連の標準認証規格ISO14000sや関連の標準認証規格では、これらのことが要求事項としては明確に求められていません。さらに、食品関連事業などでは、環境や食の安全・安心、品質などのいずれか一つだけではなく、これらサステナビリティに関わる複数の要求事項との高い整合性の確保が求められます。本業型と社会貢献活動型のCSRの取り組みのバランスも大切です。
JPCCN-Standardsは、これらのサステナビリティに関わる社会的ニーズを、高い整合性を保ちながら満たす、マネジメントシステムの標準認証規格です。


JPCCN-Standardsについて
JPCCN-Standardsは、幅広い事業形態に柔軟に対応できる汎用性を保持しています。JPCCN-Standardsは、事業者のサステナビリティに関わる取り組みを客観的に評価し、ステークホルダーによる購買・利用等に際して、公正な評価基準を提供します。基本的要求事項をもとに、JPCCNが定める審査登録機関およびその審査人(レフェリー)が各事業者の実情に応じて、認証取得に向けた柔軟性や論理的整合性の高いマネジメント・ストラテジを提案します。統合認証を基本としますが、場合に応じて部分認証・特定認証にも対応します。

CICMS/CRMS(化学情報コミュニケーションマネジメントシステム/ケミカルリスクマネジメントシステム)
客観的に認知可能な製品などへの使用物質名表示やこれらに関するアカウンタビリティ(説明責任)に関するマネジメントシステムです。事業者や自治体などには、公共の利益に資する化学情報の開示を適切に行う一定以上の責任が求められます。

例) GCP(Good Communication Practice;コミュニケーション規範)
JPCCN-Standardsの認証取得のドライバー要素(マネジメントシステムとしての機能基盤)を構成する、コミュニケーションに関する一般的規範です。認証取得に際しては、この規範に準拠した対応が要求されます。

SRMR(社会的責任マネジメントルール)
コンプライアンス(法令遵守)やフェアトレード(公正取引)など、社会的倫理上当然のこととして求められる評価ルールです。JPCCN-Standardsの認証取得のドライバー要素を構成し、前提条件として評価されます。

基本的規定
ドライバー要素は認証の前提条件となります。従って、ドライバー要素に瑕疵が認められ、かつ適切な是正措置が遂行されない場合は、CICMS/CRMSの認証はできません。
認証取得後は、不定期のサーベイランスの受審が求められます。継続して認証の権利を行使するためには、サーベイランスの受審および是正措置の実行・認定による、認証の更新が必要になります。
JPCCN-Standardsは、民間・非営利の第三者評価機関としてのJPCCNおよびJPCCNが公式に委嘱する審査登録機関が独立的に認証登録を行うものであり、認証した事業者や自治体等に対して、客観的に認識が可能なかたちでの認証エンブレムの使用・掲出などのライセンス(権利)を授与するものです。ISOその他の標準認証規格との互換性はありませんので、すでに取得されている認証は、審査ではとくに考慮されません。


審査人(レフェリー)について
JPCCN-Standardsの審査人は、JPCCNが公式に技術認定した有資格者です。他の要求事項との整合性を確保する高い論理的評価技術と提案力を兼ね備え、コンサルタントを兼ねています。

認証取得に要する条件および費用
JPCCN-Standardsの認証取得のためには、JPCCNの法人会員として登録し、かつ10口(\120,000)以上/年の納付実績が認められること(当年度の納付実績もしくは登録年度からの年あたり合算平均のうちいずれか低い方)が必要です。加えて、必要回数分のコンサルテーションおよび能動受審を申請していただく必要があります。コンサルテーションおよび能動受審の料金につきましては、実施方法や内容により異なりますので、お問い合わせください。
日本発・化学情報コミュニケーション/ケミカルリスクマネジメントの標準認証規格